無宗教葬
無宗教葬は、故人の希望などにより宗教とは一切関係なく行う葬儀です。
これまでも会社のトップが亡くなったときなど公的な葬儀で行われていましたが、近年は個人でも行う人が増えています。
「無宗教」ですから僧侶などはいませんし、読経や焼香もありません。多くの場合、献花が行われているようです。
また、「お別れ会」や「偲ぶ会」などと呼ばれることもあります。
自由葬
自由葬は、宗教などの形式にこだわらない葬儀です。
「フラワー葬」は、祭壇を菊だけでなく、個人の好きだった花や思い出の花などで彩ります。
生花をたくさん用いるため高価なイメージがありますが、近年は安価ながら質のよい花祭壇を提供しているところも増えています。
また、既製プラン以外にも、それぞれ希望に応じてオリジナルの花祭壇をデザイン・設置してくれるところもあります。
音楽葬
「音楽葬」は、仏式の読経やキリスト教式での聖歌・賛美歌の代わりに、また焼香や献花のときなどに故人が生前好んでいた曲や思い出の曲を生演奏で捧げます。演奏はプロの奏者に依頼するのがほとんどですが、故人の友人などが演奏することもあるようです。
使用される曲はやはりクラシックや宗教音楽がメインで、ついで故人が生前好きだった歌謡曲などが流されています。
楽器は優しい音色のもの、あまり大きな音にならないものが多いようです。
生前葬
また、生きているうちに行う「生前葬」もあります。故人の立場となる人が死に装束を着て棺に入ったり、自らお世話になった人へ感謝の気持ちを述べたりします。
参列者の方も一風変わった弔辞を読むなど、ユニークな葬儀となることもあるようです。